【主な特徴】
●セルロース・ナノファイバ・コーティング HP形状振動板
当社の保有技術であるセルロース・ナノファイバ・コーティングは、基層の表面にセルロース・ナノファイバとマイカから成るコーティング層を形成して、ヤング率、比曲げ剛性、音速を向上しながら内部損失の低下は抑制される特徴を有しています。この処理を施したHP(Hyperbolic Paraboloid)形状の振動板は、本モデルの為に彫りを深く進化させた新HP形状で、軽量にして剛性の確保と共振の分散を高度に実現しています。フルレンジらしい反応が早く切れのいい低域、充実した中低域、明るく張りが有る素直な中域、自然な響きの中高域、十分に伸びた高域によって音楽を楽しく聴くことが出来ます。
●大型フェライト磁気回路と高剛性アルミダイキャストフレーム
磁気回路には大型フェライトマグネットを二枚使用し、十分な磁束密度を確保しています。ポール部は銅キャップを装着して電流歪みを低減し、更にT型のポール形状を採用して磁束密度分布の均一化を図り、力強い音楽再生と低域の質感向上、中高音域の音質向上を実現しました。大型フェライト磁気回路を支え、不要共振を排除するために高剛性アルミダイキャストフレームを採用しました。
●高剛性アルミダイキャストフレーム
大型フェライト磁気回路を支え、不要共振を排除するために高剛性アルミダイキャストフレームを採用しました。
●優れた振幅応答性を持つUDRT ダンパー/エッジ
ダンパーとエッジにはUDRT(Up-Down Roll Tangential)形状を採用しています。この形状は多様な面で構成されているため全体の形状剛性が向上して共振が高い周波数に移動し且つ分散するので特定の大きなピークの発生を抑制でき、スムーズな特性が得られます。
●ハトメレス構造
振動板の上にハトメを打たずボイスコイルからティンセルワイヤーを引き出すダイレクトリードを採用し、振動系質量の軽減と振動板の振動の平準化を実現しています。また、ダイレクトリードの引き出し位置は質量分布の対称性を考慮して180度位置からの回転方向引き出しとしています。
●ファストン205 金メッキ端子及び付属スピーカーコード
スピーカーコードを確実に接合し、音質劣化を最小限に防ぐためにスピーカーの入力端子にはファストン205 タイプの低損失金メッキ端子を採用し、接続用にファストン205 タイプの低損失金メッキ端子を片側に圧着した撚り線(SFC103の芯線)を2本付属しています。接続の際に御使用下さい。