FE108-Sol コンテスト結果発表
たくさんのご応募ありがとうございました。
【イベント概要はこちら】
FE108-Sol開発者を含む、フォステクスの ”音作りのプロ” たちによる厳正なる審査の結果、以下の作品の受賞を決定しました。
見事入賞された方々の作品を発表いたします!
フォステクス賞
ニックネーム: ヘンリーさん
作品コメント:
バックロードホーン型でスーパースワンを参考にした。
底面積を小さくしたいのと、仙台での東日本大震災の経験から大きな横揺れで飛び出してくる錘は使いたくないので、突っ張り棒で天井と床に固定する1800mm超の高さのトールボーイとした。
音道の折り返しは2ヶ所のみとなり、折り返しの多い音響迷路型の箱で観られたピークディップが無く、共鳴管型の利点が出てきれいな特性が得られた。
点音源の効果もあって音場感も良い。
審査員コメント:
設置面積の最小化で最大限の音を目指した緻密な設計をされている。
どのような音が出てくるのか大変興味深いです!
ルックスもインパクトがありワクワクしました。
技術賞
ニックネーム: 桜島どすこいさん
作品コメント:
FE108-sol 専用のダブルバスレフを制作しました。
1. 空気の弾性要素による低調波歪みや非直線歪みの抑制のため第一室の容積を Vas の 2 倍程度とする。
2. スピーカー取り付け部の工夫と、第 1 室と第 2 室の下にインシュレーターを追加することでスピーカーフレームからの振動伝達を個々にデカップリングする。キャビネットは 220(W)×930(H)×400(D)の大きさで、内部に 2 本の大型ダクトを縦置きにする。
3. これにより、ヘルムホルツ共鳴周波数 fd1 と fd2、
4. 空気室とダクトで折り返しの一端開放型共鳴管を形成することでλ/4 の fc と、
5. 第 2 室のチャンバー形成により fcc を放射することで低域再生限界を拡大する。
審査員コメント:
ダクトを上に向けて低音を拡散する設計、振動まで考えたこだわりある作品と思います。
FE108-Solでは参考例がないBOX方式に挑戦したのでその点を評価しました。
アイデア賞
ニックネーム: Mt.Sugiさん
作品コメント:
音道設計は自分でできないので小澤先生の設計を参考にして、外形だけを全く違うW370xH560xD370の直方体に収めたため内部は複雑になりました。
結果的にスピーカユニット部分のみ上部に飛び出してしまいましたが、バッフル最小効果が期待でき、高さもちょうどよくなったと思います。
映画鑑賞時や音楽の種類によってはサブウーハCW200Dを追加して聞いていますが、通常はフルレンジのみで低音まで十分です。
審査員のコメント:
参考例があるが形を変えてオリジナリティを出している所が素晴らしいです。
自分で考え作る楽しさを感じました。
受賞者のみなさま、おめでとうございます!
ご応募いただいた作品どれも独自の視点で唯一無二の作品が出来ていることに感動しました。
これからも自分だけの音作りを楽しんでいただけたら幸いです。
わたしたちフォステクスは、自分にとっての良い音を見つけていただきたく、『マイ・オリジナル・サウンド』のお手伝いをしたいと思っております。
初心者の方も、もっと知識を深めたいとお考えの方も、どなたでもどうぞお気軽にご相談ください。
*応募につきまして、結果発表の本記事に合わせてコメントを一部編集しておりますので、予めご了承ください。
*応募者には3月以降をめどに、応募時のメールアドレスで賞品の連絡をさせていただきます。